シナプスのすきま

若手舞台俳優オタクが語りたいだけ語るところ

忍ミュ第7弾再演感想 というか舳丸の感想

※忍ミュ第7弾再演のネタバレあります

 

去る7月15~17日の3日間、忍ミュ第7弾再演の尼崎公演を観てきた。そう、3日間大阪から尼崎まで通った。残念ながら全通ではない。

なのでまた感想を書くわけだけど、今回は大まかなところは初演と同じだったし、せっかくなので(?)忍ミュ7弾における私の一番の推し、橘龍丸さん演じる舳丸を中心に書こうと思う。俳優オタクではない方から見ると気持ち悪い感じの文になっているかもしれないので、先に謝っておきます!ごめんなさい!

(ちなみに「舳丸」は「じくまる」または「へさきまる」で変換できる。私はいつもじくまるって打ってる)

第7弾初演のときに書いた感想はこちら↓

synapse12.hatenablog.com

 それでは、続きからどうぞ。

 

さて、この第7弾再演、私としてはモチベに影響する出来事があったので、本当は3公演も観に行くつもりなかった。でもチケットは余ってるって言うし、調べてみたらなんか大阪から尼崎ってわりと近いし、これなら仕事終わりにも行ける――そんなこんなで気が付けばチケット3枚。今思うと、むしろなんで全通しなかった?

尼崎の劇場はとても大きかったが、普段は市民向けのクラシックコンサートとかをまったりやっているんだろうか。スタッフさんがあまり慣れておられないようで、入場待機列も物販列も全然整理されず、初日は会場に入れたのもギリギリだった。そもそも開場時間が開演30分前なので、お手洗いに行く時間もないくらい。まさか忍ミュにこんなに色々と熱いファンが集まるとは、想定していなかったんだろうなあ。

初日の開演までの間に、ローカルラジオ局の収録を兼ねた尼子せんせーによる前説があったらしいけど、聞けた人はごくわずかだったんじゃないかな。私もお手洗いに行っていて聞けなかった…...。尼崎なら尼子せんせーにお会い出来ると思っていたのに、結局今まで一度も肉眼でお会いしたことないや。

 

ところで初演のとき、席がいつも前方だったこともあって全然舞台全体を把握できなかったので、再演こそはちゃんと全体を余裕持って見るぞ!と意気込んでいたのに、いざ「この声が聞こえてーるかー」とオープニングが始まったら、結局舳丸をガン見してしまった(笑)。

第一印象からもう役者さんごと好きになって、初演の稽古が始まるよりも前から、龍丸さんのツイッターとブログをつぶさにチェックしていたけれど、でも、舳丸を演じる龍丸さんはどれだけ見ても見足りない。もっと見たい。もっともっと、何回でも何十回でも見ていたい。それだけの魅力があると思う。

それに龍丸さん、お化粧が尋常じゃなく上手いのだ。普通のお化粧じゃなくて、舞台メイクというか…...。たぶんプロのヘアメイクさんが手がけたであろうパンフレットやブロマイドよりも、公演中のオフショのほうが更に輪をかけてかっこいい。

聞いた話だけど、公演期間中は基本的に各自でメイクするらしいから、あのめちゃくちゃかっこよくて美しいお化粧は龍丸さんが自分でやってるはず。(間違ってたらごめんなさい)

こんなところでも「大衆演劇の元座長」っていう経歴が生きてるんだね。もう、見事の一言だわ。確か忍ミュキャストから、「芸歴おばけ」って言われたらしい(笑)。

 

再演での追加要素といえば、水軍の曲。最初の水軍全員で歌う「大海原の漢」がめちゃくちゃかっこよくて大好き。歌もダンスも全部いい。

曲中、舳丸の「追わんかい!」という掛け声がある。この言葉、尼崎はどうかわからないけれど大阪人としてはかなり荒っぽい言葉で、「なんで追わねーんだよ!」「追えよコラ!」くらいのイメージだ。そういう言葉遣いを許し合った関係でなければ、阪神ファンの野次くらいでしか聞かない言い方(笑)。

そんな荒々しい言葉を、舳丸という、外部の人間には子どもであろうと敬語で接するような人物が使うギャップがたまらない。そもそも龍丸さんだって、親しい人でも滅多に呼び捨てないあたり、丁寧な言葉を遣うイメージがある。だから余計にギャップを感じてかっこよかった。この曲中、ずっと胸が締め付けられるみたいな気分で見ていた。

あとこのダンスが、くるくると回転したり足を踏みしめたりと忙しいので、龍丸さんのキレッキレな動きが相変わらず見事だった。

龍丸さんの舳丸はゆったり動いてピッと止まる動作がすこぶる美しいけれど、あんなふうに身軽に、かつ力強く踊るのもかっこいいと思う。

 

それと私、あまりネタバレを気にしないタイプなので、東京公演のネタバレをガンガン調べて見てて、水練がワイヤーアクションをしたっていうのは知ってた。それを知った時、ああなんで東京に行かなかったんだろう!って後悔の念に苛まれながらすぐに東京千秋楽のニコ生配信動画を購入した。

それで、尼崎の劇場にはワイヤーはないし、どうせ初演と似たような演出ばっかりなんだろうなー、水軍の新曲だけ期待しとこー、などとすっかり落ち込んでいた。

でもそんな思いは、海から上がってきた水練を見た瞬間吹き飛んだ。なんと、脱いでいた。正確には右側だけ、袖から腕を抜いていた。汗ばんでしっとりと光る右胸が、とてもとても眩しかった。

瞬きひとつできないくらい見とれて、「脱いでる?えっ??龍丸さん脱いでる?!!えっワイヤーないから??ワイヤーなくて落ち込まないように脱いでくれたの?!!」と考えてるうちに、なぜか涙が溢れてきた。舳丸をガン見しながらポロポロ泣いた。だってまさか、脱ぐとは思わないじゃん!?

もう、とんでもなく感動した。ワイヤーない代わりに脱ぐなんて、なんて嬉しいことをしてくれるんだ忍ミュ!そういうの大好きだ!!

 

東京公演のネタバレを見て知っていたことがもう一つあって、マルチエンディングで水軍が新曲を歌うということ。特に義丸のと水練のが聴きたかったので、念入りに調べて(笑)六年×水軍と六年×ドクタケの日で歌ったらしいというのを確認。偶然にもどちらの日もチケットを持っていたので、両方聴けた。いや、今にして思えば水軍×ドクタケのマルチも見たかった。

尼崎での義丸は、喧嘩を始めた犬猿に対し「俺流の喧嘩の止め方」と称して突然義丸オンステージを始めた。ジャ〇ーズ時代の経験そこで生かしてくるかー!って笑いながら手拍子した。義丸めっちゃ歌上手い。

そういえば六ドクマルチの日は250回目の記念公演で、水練が歌う前に、おそらくこれまでの250回で初めてドクタケが六年生に勝利を収めた!あれは記念すべき瞬間だった。

そのあと水練が急に現れて、「それでは聞いてください…」ってキン〇キッズばりのステージを披露した。最初、重が歌っている間、舳丸は柱に背をピッタリ付け、片足を曲げ、柱に腕を回して待機していた。その立ち姿に「アイドルだ…」と思ったし、そこで思い出した。龍丸さんが光一くんのファンだということを(笑)。

光一くんの映像を見て研究したのか、それとも大衆演劇の劇団にいた時は舞踊でしばしばキ〇キの曲を踊っていたから身に付いていたのか。とにかくあのときの龍丸さんは、完全にアイドルだった。かっこよすぎてわけがわからなかった。

それに舳丸ソロパートの「左袖の合印」っていう歌詞のところで、伏し目がちに切なげに合印を見つめながら、右手でぎゅっと握るその仕草。やたらめったら色っぽかった。もう勘弁してほしい。

 

ところで忍ミュといえば勇気100%のときのハイタッチ。初演では残念ながら一度も龍丸さんが近くに来てくれたことはなかったけれど、今回二日目の夜公演で、ついに!初めて!龍丸さんとハイタッチができた!

あまりの幸運に「私、今日槍とか降ってきて死ぬのかな?」とか思った。

龍丸さんは屈んで目線を合わせ、にっこり微笑んで「ありがとうございます」と言いながら手を触れてくれた。一人ひとり、丁寧に。いやいやこちらこそありがとうございますという感じなのにね。

 

そういえば尼崎初日、勇気100%のとき、なんだか踊りや手拍子のテンポを知らずに戸惑ってる人が多いなぁと思ったんだけど、アンコールでキャストさんが「忍ミュに初めて来た人!」って呼びかけた時、なんと8割近くが手を挙げていた!今までこんなに初めての人が多いのは見たことがない。しかも初日だけではなく、二日目も、千秋楽でさえも、7割ほどの人が初めてだと答えていた。

地方公演をやってくれて本当に良かったと思う。これを機に毎年再演では地方公演を、尼崎だけでもいいからやってくれないかなぁと思ったけど、こればかりはまたアンケートに書き続けるしかない。

私も今回が初忍ミュという友人と一緒に観劇したので、終演後「誰が良かった?」と聞くと、真っ先に「舳丸!」と答えてくれた。別の役者さんのファンだから初めて忍ミュを観に来たという友人とも話したとき、「舳丸、水軍の中でも特にイケメンだし色っぽいね。なんか、歌舞伎みたいな……」と言っていたので、龍丸さんの芸歴の話をすると納得がいったようだった。

 

思えば私も初演のとき、昔から龍丸さんを追いかけておられる方々に色々教えていただいたのを思い出す。

とりあえず龍丸さんのことは、

大衆演劇の元座長で女形もやってた
・極度の人見知りなので共演者になかなか声をかけられず、何人かが集まって撮った写メはいつも「お前も入れと誘われて後から入った感」がある(私は「英語圏の顔文字」と呼んでいる。:)←こんなの)
・事務所HPの写真は半裸のキメ顔
・地声はかなり高めだが、舳丸の声優さんのファンなので愛の力で声を似せている
・高所恐怖症
・光一くんのファン

これだけおさえておけば、更に楽しめると思うw

 

大衆演劇仕込みの色気とメイクとキレッキレのダンス、水泳がお得意なこと、ハイタッチの丁寧さ、そして光一くんや舳丸の声優さんのファンであること。舳丸が龍丸さんで良かった、龍丸さんが舳丸で良かった!そう心から思える再演だった。

 

舳丸中心に感想を書いたけど、色々あってもやっぱり忍ミュはすっごく楽しいし一番好きな作品だと思った。DVDと、学園祭と、あときっとやってくれるであろう第8弾が、今から楽しみ!