シナプスのすきま

若手舞台俳優オタクが語りたいだけ語るところ

おかずくんの留三郎がまた見たかった

※この記事は件の俳優さんの忍ミュ降板について、私個人が「ただただ残念に思う」ということを書いたものです。「彼は悪くない」などと主張する内容ではありません。

 

「は?????」というのが最初に出た言葉だった。
仕事帰りの電車で、Twitterに日中アップされた俳優さんたちの色々な写真を遡って見てひとしきりニヤニヤしたあとだった。アニメの忍たまが始まる直前に、忍ミュ公式Twitterがツイートしたのを見て、サイトにアクセスするまでもなくその内容を察した。
公式サイトにアクセスしたら読み込みにめちゃくちゃ時間かかったけど、何とか見られた。
小野さんの忍ミュ出演辞退。最悪の結果だ、私にとっては。
 
私は彼の留三郎がいっとう好きだ。
元々忍たまにはまってからずっと留三郎が一番好きなキャラで、それも“9年目のプリンスな留三郎”が好きだった。
これでもかというくらいにプリンスをやってくれる、プリンスな留三郎をばっちり表現してくれる彼は、まるで私のイメージする理想の留三郎が三次元に出てきたみたいだった。可能ならずっとずっと、この人の留三郎を見ていたかった。
 
そんな彼が、まさかこんなしょーもないことで留三郎を降りることになるなんて。
 
辞退の原因のことは元々知っていた。知りたくなかったけど。知らないふりしてたかったけど。
私は舞台俳優さんをフォローしたり、観劇が趣味な人たちと交流したりする専用のTwitterアカウントを作っている。いつも通りそのTLを眺めていたとき、流れてきたRTで知ってしまった。Tシャツのことも、それが発覚したときから知っていた。
(というか、彼女の方があのTシャツを稽古に着ていった舞台には忍ミュキャストも出てるんだから、そりゃみんなチェックしてるよなぁ)
 
知ったときは何とも思わなかった。
私は忍ミュでの彼は好きだけど、それ以外の舞台やイベントにまで彼を追いかけているわけでもないし、手紙やプレゼントを贈ったこともない。いわゆる「推し」じゃないので、彼女がいようがそれがバレバレだろうが気にならなかった。あとTシャツ系のグッズにもあまり興味がなかったので、スタッフTシャツを横流しと聞いても「???グッズのTシャツの色違いでしょ?身内にはあげてもいいものなんじゃないの??」という感じでいまいちピンと来ていなかった。
そもそもすでにメインビジュアルも公開されている忍ミュを、こんなことで降板になるわけがない。だからこの件は知らなかったことにして、忍ミュは何も気にせず楽しもう。そう思っていた。私はただ、忍ミュを楽しみたかった。
 
それが、このタイミングで出演辞退。しかも本人の希望で。チケット抽選も始まって、みんな粗方確保し終えて、公演も二ヶ月後に迫り、そろそろグッズ撮影も始まろうかというときに。
 
私はまた彼の留三郎が見たかった。殺陣のあと鉄双節棍にキスしたり、捌けるとき客席にウインクしたり、客席に降りてスーッと歩きながらハイタッチしたり、客席に向かって「プリンセス」と呼びかけたりする留三郎が、そういうことを3年近く続けてきてくれた小野さんの留三郎が、いなくなる。
 
代役が誰になるのかわからないけど、誰になってももう彼のようなプリンスは見られない。だって別人だから。その人にはその人の留三郎があるから。
不安だ。本来は全キャスト続投だったんだから、各々のキャラクター性はそのままで演出したいだろうし、代役の人が無理に小野さんのような留三郎を演じることにならなきゃいいけど。
 
あるいは彼がもっとちゃんと説明責任を果たして、ちゃんと謝罪していたら、こんなことにはならなかったのかもしれない。私が当初思っていた通りに、忍ミュ自体は何も気にせず楽しめたのかも。
……こんなこと考えたって仕方ないけど。
 
本当に、こんなしょーもないことでいなくなるなんて信じられない。信じたくない。
憤りはない。ただひたすら、残念だ。
 
私は、おかずくんの留三郎がまた見たかったよ。