シナプスのすきま

若手舞台俳優オタクが語りたいだけ語るところ

二次元オタクが2.5次元俳優にはまった話

タイトル通り2.5次元俳優にはまった話を書こうと思う。とりあえず全部書く。
基本自分用のメモみたいなものだけど、誰かの何かの参考になればいいなー。



きっかけは某アニメだった。
6年半くらい前だったか、そのアニメにはまりたてのころミュージカル化が決まった。そのときは大した興味もなかったが、ミュージカルは続編が続き半年置きに公演があった。友達の話を聞くうち興味が出てきて、思いきって大阪から東京に泊まりがけで遠征した。面白くないかもしれないけど、まぁとにかく1回だけ観てみようという感じで。

結果、最高だった。

初めての2.5次元ミュージカルで、なんだかよくわからなかったけど、ともかくすごく感動した。確かにこれは私の好きなあのアニメだ。あれが三次元に出てきたらこうなるんだ。
はじめは舞台上のどこを見たらいいのかわからずにいた私の目を釘付けにしたのは、ある一人の俳優さんだった。あの壮観な舞台上において、その人はひときわ美しく見えた。私の好みド真ん中だった。気付いたらその人のブログから写真をかき集めていた。
それが2年前の話だ。

2年の間、それまでと変わらず二次元オタクのままだった。ただそのオタク活動に、半年置きに例のミュージカルを1公演だけ観る、というのが加わった程度。
あの俳優さんは徐々に出演作を増やした。私の地元大阪での公演もあり、それを知るたびに観に行こうと思った。何度も思ったけど、結局行かなかった。
今思えば、彼氏になってくれるわけでもない三次元のイケメンを追いかけるのは抵抗があったんだろう。
まあ三次元じゃなくて2.5次元なわけだけど、そんなものの区別も付いていなかった。

でもあるとき、その抵抗がなくなるきっかけがあった。某美少女アイドル作品にはまったのだ。
友達に誘われてソシャゲをやっていたら楽曲を好きになり、女性声優によるライブイベントに何度か行った。声優さんはみんなめちゃくちゃかわいかった。ステージの上にいるのは私の好きな二次元キャラじゃなくて生身の人間なのに。声優さんがそのキャラっぽい髪型をして、そのキャラっぽい仕草をして、そのキャラの歌を歌うだけで嬉しかった。声優さん本人のことも好きになって、公演のたびにファン一同からのスタンド花を贈った。
なぜか自然に「2.5次元っていいね!」と思えた。明らかに私の中での敷居が低くなっていた。

しばらくしてそのアイドル作品に飽きたころ、ふとあの俳優さんのブログを見ようとした。でも、ブログがなかった。
その人、事務所を辞めてた。
ショックというよりも悔しかった。自分で思っていたよりずっと、私はその人のことを知りたかったのかもしれない。
どんな役者仲間と仲が良いのか、どんな舞台に出ているのか、どんな性格なのか、どんな毎日を過ごしているのか。そういうの全部、本当は知りたかった。でも知らなかった。見ないようにして、見逃していた。事務所を辞めるという役者人生で一二を争うほど重大な出来事すら何ヵ月も経つまで気付かなかった。それが悔しくて悔しくて、ようやく気付いた。
好きなら後悔のないよう、ちゃんと追いかけて応援すべきだ。

もうこの人の毎日を、一日も見逃したくない。

少しして、その俳優さんは新しい事務所の所属となった。ブログも再開された。
私はその人の直近の出演作の、大阪公演のチケットを取った。ファンクラブ会員になった。会員限定の生放送を見た。個人イベントのチケットを取った。大阪でトークイベントがあると聞き、仕事終わりにフルメイクに直して定時ダッシュした。
最近気が付いたけど、たった一人の俳優さんをほどほどに追いかける、それだけでそこそこ時間とお金を消費できる。アイドル作品に飽きてから無趣味でつまらなかった生活が、今はなんだか楽しい。あとまあまあ忙しいし、まあまあお金ない。でも楽しい。

2.5次元って、いいものだよ。